・不安なことをよく考えてしまう
・心配事が多くて悩んでいる
・気づいたら過去の後悔をしている
このような時どうすれば良いのか?という相談をよく受けます。
私も不安や心配事を考え、悩むことがよくありました。
そこで、
「どのようにしたら悩みから解放されるのか」
「どうしたら不安にならないのか」を研究し、色々試してきました。
そして「今を生きると解決する」ということに気づいたのです。
前回は、今を生きるための鍵となる「無意識フィルター」について解説しました。まだ読んでいない方は、ぜひご覧ください。
当記事では
・過去、未来、現在について
・今を生きるとどうなるのか?
・今この瞬間に生きる方法
をお伝えします。
過去、未来、現在について
今を生きると、自分本来の姿で過ごせるようになり、悩みや後悔が今に存在しないということに気づくでしょう。
言葉ではわかっていても、なかなか実感できない人もいるかもしれません。そのような人のためにも何か実感できるきっかけになればと思います。
私たちは、時間がある中で生活しています。
1日が24時間と決まっていなかった昔も、時間は有限であり、限られた時間(人生)の中で誰もが生きていたでしょう。
時間は、私たちが与えられているものの中で、とても重要な要素だと感じています。
地球で生きている時間をどのように過ごすかで、過去も未来も現在も変わってしまうのです。
過去について
「過去は変えられない」と、よく耳にします。
過去の事実は変えられませんが、過去から得るものや過去に対する感覚は変えられます。
しかし、過去に注目していても今の自分を変えることはできません。
私たちは、過去に生きているときがあります。
それは、過去の思い出や後悔を考えているときです。この状態は、今を生きているとはいえません。
肉体は過去にありませんが、意識は過去にフォーカスされ、過去に生きているような状態になるでしょう。
思い出にふけることが悪いわけではありません。「今」の大切さを理解した上で過去を振り返ることが重要です。
未来について
「未来は変えられる」と、よく耳にします。
未来がどう変わるかは今の自分次第です。
未来は自分で創ることができます。しかし、未来のことばかり考えていても今の状況が変わることはありません。
私たちは、未来に生きているときがあります。
それは、未来の不安や心配事を考えているときです。この状態は、今を生きているとはいえません。
過去のときと同じように、肉体は今にありますが、意識は未来にあるような状態になっているでしょう。
将来を考えたり、輝く未来について想像したりするのは良いことですが、今という時間を生きる中で、これから創る未来を考えることが大切です。
現在について
現在というと、1か月や1日のように広い範囲でイメージする場合もあるかもしれません。
ここでいう現在は「今この瞬間」のことです。
今という連続の中で生きているので、常に「今この瞬間」が更新され続けています。この記事を読んでいる最中も、今読んでいる一文字前はすでに過去になっています。
今にフォーカスすることで、肉体と意識の融合が起き、本来自分の持っているエネルギーが発揮されます。
そして、今の連鎖によって未来が創られ、現在が決まります。
今を生きるとどうなるのか?
今を生きると、過去や未来に意識を向けることが減り、自分本来の個性が発揮できます。
個性の発揮は、行動(表現)をともないます。
「意識と融合された肉体を動かす」ということがポイントです。
下の記事では「個性を発揮するために必要な3つの条件」について解説しています。復習も兼ねて改めてチェックしてみてください。
本来の姿を思い出す
本来の自分とは何でしょうか?
本来の自分を別の視点で見ると「素直な自分、自然な自分、純粋な自分、ありのままの自分、個性を表現している自分」といえるでしょう。
自分らしく表現できている状態が、本来の自分なのです。
私たちは、生まれてから物心がつくまでに、無意識に考えたり行動したりすることがたくさんあります。その状態が、ありのままの自分の表現となります。
子どもの頃、
・何気なくやっていたこと
・好きだったこと
・夢中になっていたこと
・ハマっていたこと
・とても興味があったこと
このようなことを一度思い出してみてください。
思い出した時、子どもの頃から変わらず、今も気になっていることはありませんか?
もしあれば、この先個性を発揮するための大きなヒントになるでしょう。
子どもの頃からずっと好きなことがありました。それは「めいろ、絵、詩(ことば)、絵本」です。これらを追究して自分にしかない個性を表現した結果「瞑路の本」が誕生しました。
どんなときも今を大切にする
子どもの頃を思い出したり、これからの自分をイメージしたりすることが重要です。「今」を大切にしているからこそ重要になります。
今を起点にして考えることで、過去や未来の意味が深まっていくのです。
今という瞬間しか、個性の表現はできません。
本や芸術作品のように、物として個性の表現を残すことはできますが、それも今という瞬間に個性を発揮した結果、生まれたものです。
人に愛を伝えたり、喜んでもらったりすることも、今を大切にした結果です。
自分のミッションを歩む
今の連続の行き着く先は、今世の死です。
生と死は表裏一体です。
自分の生まれてきた意味や人生のミッションに興味がある人は「今、この瞬間」を大切にしましょう。
今に生きると、生まれてきた意味に気づいたり、人生のミッションを思い出したりします。
人生のミッションについては、続きの記事で書いています。
そして「人生を最高に楽しむためのプロジェクト」の最終章になります。
今この瞬間に生きる方法
不安なことばかり考えてしまう人、心配事が多くて悩んでいる人、気づいたら過去の後悔をしている人は、今この瞬間に生きる方法によって解決します。
今この瞬間に気づくと、意識が今に戻ります。さらに今に生きることで、自分本来の個性が発揮されます。
ぜひ、日常に取り入れてみてください。流れとなるポイントは3つです。
①今の自分に気づく
②今の感覚にフォーカスする
③今の行動に集中する
①今の自分に気づく
まずは、今の自分に気づきましょう。
今の自分とは、
「自分の今考えたこと、自分の今行動したこと」です。
今自分が何をしているのか気づくことが大切です。
特に「未来の不安や心配事をしている自分、過去の後悔をしている自分」に気づきましょう。
ここで1つ注意点があります。
– 注意点 –
不安や心配している自分に気づいた時、自分を責めないことです。
自己否定は個性を表現する力を弱めます。むしろ、気づいた自分を褒めましょう。
②今の感覚にフォーカスする
次に、自分の感覚に意識を合わせましょう。
人によってフォーカスしやすいポイントが違います。
✅ 体の感覚に意識を向ける
着ている服の感覚や手足の感触など、肌の感覚に注目すると良いでしょう。
✅ 呼吸に意識を向ける
今息を吸っている、今息をはいている、という感じで呼吸に注目しましょう。
✅ 心臓に意識を向ける
自分の心臓の鼓動に注目して、今を感じてみましょう。
✅ 今見えているものに注目する
目に見えている景色や物に意識を向けてみましょう。
このように、自分の肉体や細かな感覚に意識を向けると、今に戻れます。何か一つの感覚に注目するのがコツです。
今を感じている瞬間、過去の後悔や未来の不安を感じることはできません。
③今の行動に集中する
今に戻れたら、自分の心地よいことは何か?を考えましょう。そして、行動に移しましょう。
過去の後悔や未来の不安は、今の心地よさを行動に移すことで消えます。
– 心地よさを発見するコツ –
・自分のしたいこと
・自分のやりたいこと
・自分の気分が良くなること
・今目の前にあること
に注目する。
例えば、
・トイレに行きたい
・眠たい
・体勢を変えたい
・〇〇さんに電話したい
・体を動かしたい
・本を読みたい など
このように、ふと感じる気持ちが心地よさにつながります。そして、実際に行動することが大切です。
さまざまな場面によって状況が変わりますので、今できる範囲の中で行動してみましょう。
「今に生きていないことに気づき、今を感じて、心地よさを行動に移す」と、今この瞬間に生きることができます。
日常の中で、今を生きる時間を少しずつ増やしていきましょう。
自分らしさが表現できている瞬間が「本来の自分であり、不安も悩みも後悔もない至福の瞬間」なのです。
次は、最終章となる「人生のミッションを見つける方法」です。これまで人生のミッションにつながるヒントをお伝えしてきました。自分を知る中で、人生のミッションに向き合ってみましょう。
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