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人のことはわかるのに自分のことがわかりません。
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自分を知りたいです。自分の個性を知りたいです。
このような相談をよく受けます。
地球上には約74億人の人が住んでいますが、誰一人として同じ人間は存在しません。地球上に、もし自分一人しかいなかった場合、人間の個性という概念はなかったでしょう。
ですので、
他人がいるからこそ自分の個性があるのです。
見方を変えると、
他人から学ぶことで自分自身をたくさん知ることができるのです。
- 自分の個性について
- 他人から学ぶこと
- 他人から自分の個性を知る方法
をお伝えします。
【自分を知る】他人から学ぶ自分の個性を知る方法【個性の発見】
自分らしい人生を生きるために、自分の個性を研究し続けてきました。
そして、
あることに気づいたのです。
それは、
「自分の個性を発揮している人が自分らしく生きている人」ということです。
詳しくは「個性が輝く宇宙のしくみ」の中で、記事を書いています。
最初の記事はこちらです↓↓
今回は、他人から学ぶことに注目して解説していきます。
自分の個性について
まずは、今の自分について「どう見ているのか」「どう考えているのか」を確認していきましょう。
自分の現状を確認することで、今後、自分の発見につながります。自分の個性について「どう捉えるとよいのか」をお伝えします。
個性に優劣はない
- あなたは、自分の個性をどう捉えていますか?
「自分の悪いところはすぐわかるけど、自分の良さはわかりません。」という人がいます。
これだと、個性を伸ばすことは難しくなるでしょう。
世の中には表と裏、陰と陽、男性と女性というように両面性(二面性)を持っているものがたくさんあります。
その影響もあって、優劣や勝ち負けで判断する習慣が無意識についてしまいます。
しかし、捉え方を変えると、すべての個性は全部「優」になるのです。
「集団行動が苦手」という個性の見方を変えます。すると「一人の時間を大切にできる」になります。
- 「落ち着きがない」→「興味関心の範囲が広い」
- 「頭で考える癖がある」→「論理的に物事を捉えることができる」
- 「忍耐力がない」→「自分に素直」
このように、個性には一長一短があり、良さも悪さも使い方次第で変わるのです。
一つの個性が無限につながる
「一人の時間を大切にできる」という個性を持っていた場合、この個性によってさまざまなものにつながります。
一人の時間を大切にすることで、
- 「自分と向き合う時間が作れる」
- 「冷静になって物事の判断ができる」
- 「リラックスする時間が作りやすい」
- 「気を使うことが減る」
というように、一つの個性をもとにして色々な自分を知ることができるのです。
個性から可能性を見出していきましょう。
場面や環境、見方を変えることで、一つの個性から無限にある個性につながります。
あなたは74億分の1の個性
無限にある個性が組み合わさって「あなた」が存在しています。
地球上にいる約74億人の個性は、みんなそれぞれ違います。
あなたは、74億分の1の個性を持っているのです。
ですので、一人ひとりが特別であり、特別な能力を持っています。
能力は個性ですので、
あなたにしかない個性を発揮することが、人生を豊かにし、幸せにするのです。
他人から学ぶこと
自分が観たり感じたりする世界は、すべて自分を通して体験しています。
自分専用のメガネを通して世界を観て体験し、他人と交流しています。
人によって態度や対応が変わる人を見たことはありませんか?
Aさんには態度が良く映るけど、Bさんには態度が悪く映るというようなことがあるでしょう。
人によって体験する世界は変わってしまうのです。
ですので、自分専用の世界は、「他人を通して自分を観ている」ともいえるのではないでしょうか。
他人を見て思うこと
- 「あの人は〇〇だな」
- 「この人は〇〇だから好感が持てる」
- 「今日の店員さんの雰囲気は何か〇〇だな」
というように、他人を見て色々感じていることがあると思います。
感じたことをどう捉えるかによって、自分の人生が大きく変わってしまいます。
「Aさんの言い方はきつく感じて嫌だな」と感じたとします。
この後の捉え方が重要です。
- 「Aさんのことが嫌い」と捉える人
- 「Aさんが身を持って教えてくれたから、自分も気をつけよう」と捉える人
がいます。
このように、ただ嫌いという感情を抱いて過ごすのか、Aさんを反面教師として自分に学びを作るのかで、学びの内容が大きく変わるのです。
他人の良さは自分の良さ
次の例をみてみましょう。
「Aさんはいつも周りを見ていて、よく気づく人だな」と感じたとします。
この後の捉え方が重要です。
- 「Aさんだからできる」と捉える人
- 「Aさんに見習って意識してみよう」と捉える人
がいます。
このように、捉え方次第で学びの内容が大きく変わります。
ここで重要なポイントです。それは、
誰かの良さに気づく場合「自分にもその良さがある」
ということです。
自分と他人はつながっている
他人は鏡のように自分のことを教えてくれます。
自分の持っている個性が周りにいる人の個性に影響しているのです。
他人の良さに反応したり気づいたりできるということは、自分にもその良さがあるということなのです。
- 他人のマイナスに目が向く人は、捉え方を変えてみましょう。
- 他人のプラスに気づいたら、自分の個性として取り入れてみましょう。
自分と他人がつながっている感覚で過ごすと、学びが増えるでしょう。
他人から自分の個性を知る方法
他人から自分の個性を知る方法をまとめました。ポイントは3つです。
- 他人を見て感じる事を認識する
- 学びとしての捉え方をする
- 自分の個性を発見する
①他人を見て感じる事を認識する
他人を見て感じたことに意識を向けておきましょう。
他人を気にするという感覚よりも、自分の感覚に注目するという意識です。他人ばかり気にしても、自分の感覚になかなか気づくことができません。
自分の感情や行動、今感じていることに注目しましょう。
②学びとしての捉え方をする
他人を見て感じたことから、どんな捉え方をすれば自分の学びになるのかを考えましょう。
習慣になると無意識にできるようになります。コツは、
- 他人のマイナスに気づいた場合、
反面教師として捉え、気づかせてくれたことに感謝することです。 - 他人のプラスに気づいた場合、
自分の中にもその良さがあることを認め、普段に取り入れてみることです。
機会があれば、気づいた良さを本人に伝えてみましょう。
③自分の個性を発見する
①と②を繰り返すことで、元々持っていた自分の個性が引き出されてきたり、深みが出てきたりします。コツは、
- 自分らしさを忘れないことです。
他人から学んだことを自分らしく取り入れ、自分の個性の発見につなげていきましょう。
さまざまな個性が組み合わさることで「あなた」という個性がさらに輝くのです。
他人から学ぶ姿勢が、自分の人生を大きく変化させます。
また、
他人は、「あなた」を見て学んだり、色々な影響を受けたりするでしょう。
共に成長し合える関係を作ることで、人間関係がどんどん良くなります。他人を通して、自分の人生を豊かにし、そして幸せにしていきましょう。
自分の個性は他人がいるおかげで発見でき、発揮することができます。