-
変えたい過去があります。どうしたら過去が変わりますか?
このような質問にお答えします。私自身の話を交えてお伝えします。
過去の積み重ねによって今の自分がいます。
だれもが、過去のせいで自分のダメな部分を知っていたり、過去のおかげで自信のある自分がいたりするでしょう。
昔は、過去を変えることができないと思っていましたが、今では過去が変わることを実感しています。
- 過去についての考え方
- 過去を変える方法
- 後悔のない人生を送るために
をお伝えします。
【過去を変える方法】過去の後悔を感謝に変えて生きる【今を生きる】
「過去は変えられない、未来は変えられる」という言葉を何回も聞いていたので、過去は変わらないものだと信じていました。
しかし、自分の人生を良くしようと内観したり、挑戦したりすることで、過去に対する考え方が変わってきたのです。
過去についての考え方
過去において人それぞれ考え方があると思います。
過去のさまざまな捉え方についてみていきましょう。過去だけでなく、時間に対しての新しい感覚も発見できるかもしれません。
過去を考えるときとは?
私たちが過去を考えるとき、主に2パターンあります。
- 「過去の思い出にふけっているとき」
- 「過去の後悔をしているとき」
です。
過去の思い出は、良い出来事もあれば、フラッシュバックするように思い出したくない過去もあるでしょう。
過去の後悔は、「あのときこうすればよかったな」とか「もっと〇〇していれば、今頃は違っていたかもしれないな」というものが多いでしょう。
過去の記憶について
過去の記憶は、時間が経つと微妙に変わることがあります。
「あのときは良かったな」と過去が美化されることが多いです。
また、
「あの出来事がなかったら良かったのに」と1度しか起きていない過去によって、何回も悩む時間を作ってしまうこともあります。
このように、過去の記憶が変化したり、今の自分に大きく影響したりすることがあるのです。
過去の何が変えられるのか?
過去が変わると、一体何が変わるのでしょうか。
過去は1度しか起きていませんので、事実が変わることはありません。
しかし、過去に対する印象を変えることができます。
そして、過去への想いが一変します。
何回も過去を思い出して悔やんだりすることも、過去の印象を変えてしまっているといえるでしょう。
「過去のあの出来事がなければ、今の自分はいない」と感じたことはないでしょうか?
私はたくさんあります。
印象深かった出来事や悔しい思いをしたこと、そして大きな失敗をしたことに対してよく感じます。
意外と「良い体験」ほど、忘れてしまっていることが多いのではないでしょうか。
過去を変える方法
まず、私の体験をお話しします。
高校2年生の国語の授業中、ある出来事が起きました。
先生に当てられて発表していたのですが、途中で言葉を詰まらせ、過呼吸になってしまったのです。
すぐに保健室に行きましたが、ショックや恥ずかしいという気持ちから、その後数ヶ月の間、学校に行けなくなってしまいました。
病院でカウンセリングを受けましたが、あまり変化はなく、時間だけが過ぎていきました。
幸い家族から、学校を休んでいることについてあまり言われなかったので良かったです。
一人で考える時間があったことで、どうにかしようと決意することができました。
そして、何とか学校に行けるようになりました。しかし、思い出したくない過去として、その出来事に蓋をしてしまったのです。
学校に通えるようになっても、課題を克服した気持ちにはなれませんでした。
人と話すことや授業を受けることがこわくなっていたからです。
高校卒業後も心のどこかに不安が残り、自分に自信が持てないでいました。
大学生活では、自信がない中でも芸術の楽しさや個性の素晴らしさに気づく体験がありました。そして、野球部の部長や大学の会長になるという機会があったのです。
人前で話す機会もあり、最初は本当にこわくて高校の出来事を何回も思い出しました。
しかし、自分のやりたいことだったので「失敗してもいいからやってみよう」と決断しました。そして、何とか乗り越えたいという想いで過ごしたのです。
高校の出来事を乗り越えたおかげで、今では塾の授業やセミナーをすることに楽しさを感じています。
自分で決断して乗り越えたことによって、逆に話すことが楽しい瞬間になりました。思い出したくない嫌な過去が、感謝できる大切な過去に変わったのです。
すみません、話が長くなってしまいました。
以下に過去を変える方法をまとめました。
①過去の自分を受け入れる
まずは、過去の自分を受け入れ、現状を認めることです。
嫌な自分と向き合わず、ずっと蓋をしていても変わりません。
嫌な自分とも向き合うことで、過去が変わるきっかけを作ることができるでしょう。
②今の自分を生きる
次に、自分らしく今を生きることです。
私の場合、芸術や野球でした。
今やりたいと思うことに時間を使い、少しずつ自分らしさや自信を取り戻していきました。
今、目の前にあるやりたいこと、興味のあることに集中すればするほど、自分らしく生きることができるでしょう。
③学んだことを実感する
過去も含めて、経験から気づきを得ることが大切です。
気づきから学ぶことができなければ、私の過去は変わらないままだったでしょう。
今に生きることで気づきが多くなります。
気づきや学びによって、あるときふと思うのです。
「過去のあの出来事がなければ、今の自分はありえないな」と、
そう感じる日がやってくるでしょう。
捉え方一つ変えるだけで、だれもが過去を変えられます。
あなたもこれまでを思い返すことで、過去が変わったという実感を得るかもしれません。自覚がないだけで、もうすでに過去を変えてきたという人もたくさんいるのではないでしょうか。
後悔のない人生を送るために
「過去を変えることができた」という体験は、自信につながります。
「過去のおかげで今の自分がいる」と実感することで、これからの人生をもっと大切にすることができるでしょう。
失敗しても乗り越えることで、失敗という過去は成功に変わります。そして、後悔しない生き方に集中できるでしょう。
過去の後悔はどう生まれるのか?
過去の後悔は、挑戦しないことによって生まれます。
- やりたいと思うこと
- 勇気がいること
- 興味があるけどこわいなと思うこと
このようなことに挑戦すると、後悔は生まれないでしょう。挑戦した結果、うまくいかなかったとしても後悔はしないでしょう。
もし仮に、
「やめとけば良かった」と後悔したとしても、やらなかったときの方が後悔は大きくなると思います。
挑戦しなかったことによる後悔は、挑戦することでしか乗り越えることができません。
今、後悔していることを変える
現在、何かに後悔しているのであれば、行動しましょう。やらなかったことに後悔している場合は、今から挑戦してみましょう。
今という時間が一番若くて動けるタイミングです。
小さなことからしかできません。しかし、その小さな積み重ねが自分を変えていくのです。
これから後悔のない時間を過ごす
これからの時間は、とても貴重なものです。
私たちは必ずいつかは死にます。だからこそ、後悔しないように生きることができます。
もし、永遠にこの肉体を持って生きていけるのだとしたら、挑戦しないかもしれません。
時間は限られています。残り時間、後悔のない選択をして、自分らしい人生を創り上げていきましょう。
私も今に集中し、過去を変え続けて生きていきます。
合わせて読みたい記事
あるとき、人前で喋ることができなくなり、学校に行けなくなりました。
そんな過去を引きずって長い間生きていました。
しかし、今を生き、気づきを得ることで過去が変わったのです。