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何のために働くのか…
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働く目的がわからない…
そんな疑問を持っている人がたくさんいるでしょう。
「何のために働くのか」の理由や目的が見つかると、毎日が充実し、仕事にやりがいを持って楽しむことができるでしょう。さらに、自分の人生の目的にもつながるのです。
- 働く理由とは?
- 働くことで得られるもの
- 働く目的に気づくには?
をお伝えします。
【何のために働くのか?】自分の個性を知ると働く意味が見つかります
働いている人のさまざまなデータを参考にして、働く目的に気づくきっかけを作っていきましょう。また、目的を見出すために私がしてきた方法もお伝えします。
働く理由とは?
まずは一般的なデータの中で解説します。
働く理由の前に人口や収入についても見ていきましょう。
働く人の人数
日本人で働いている人は、会社員や個人事業主、パートやアルバイトも含めて約6,500万人います。
日本の人口が約1億3,000万人ですので、半分の人が働いています。
また、退職や引退されている人もいますので、働いた経験のある人は、人口の7割以上を占めるでしょう。
日本人の平均年収、生涯収入
日本の平均年収は、約420万円(男性が約520万円、女性が約280万円)です。
年代によってかなり変わります。
20代 420万円、30代 482万円、40代 612万円、50代 673万円、60代 445万円というデータがあります。
また、生涯収入は、2億〜2億5,000万円といわれています。
しかし、これらのデータは平均なので、中央値や最頻値とは異なります。ですので、割合を見たときに年収3,000万円の人も数パーセントいるため、年収300万円以下の人が多かったりするのです。
これらのデータは参考程度にして、自分と向き合うことが大切です。
大切なのはやはり「何のために働くのか」という目的です。
また「自分はどうなりたいのか」という自分の目指す姿が重要になるのです。
働く主な理由
アンケートやデータをもとに、働く理由をまとめました。
- お金のため
- 生活のため
- 自立するため
- 知識・スキルを得るため
- 自分の成長のため
- 人生経験を積むため
- 家族を支えるため
- 返済のため
- 社会人としての責任のため
- 夢を叶えるため
- 社会の役に立つため
などです。他にもありますが、多数が占める割合で分けるとこのようになりました。
この中にあなたの働く理由や目的のヒントになるものはあったでしょうか?
上記にあった理由で働いてきたけど、よくわからなくなったという人もいるかもしれません。
働くことで得られるもの
次に、働くことで得られるものについて見ていきましょう。得られるものが明確になると、自分の働く目的や意味に近づくでしょう。
大きく分けるとこのようになります。
- お金
- 幸せ
- 体験経験
- 充実感
- 自分の居場所
①お金
働くことで収入を得ることができます。
私たちは資本主義経済の中に住んでいるので、生活するためにお金は必要です。
お金を稼ぐことを受け入れることが大切になるでしょう。
この記事を読んでいるあなたにとって、お金は目的にはならないと思いますが、目標にはなります。
②幸せ
働くことで幸せを得られるでしょう。
幸せを感じることは、働き方や自分のやりがいによって大きく左右されます。
働くことが辛かったり、つまらなかったりすると幸せは感じにくいでしょう。
自分の幸せを感じるためには、後ほどお伝えする自分の個性が鍵になります。
③体験経験
働くことで、さまざまな体験が生まれ、経験を積むことができます。
得られた体験経験をもとに、自分の働く目的や意味を見出すこともできるでしょう。
人生経験を積むために働いている人は、言い方を変えると、働く意味を見つけたい人なのかもしれません。
また、「何のために働くのか」の答えを探している人が多いのではないでしょうか。
④充実感
働くことで、充実感が得られるでしょう。
まわりの人が喜んでくれる姿を見て感動したり、達成感とともに満足したりと、人それぞれ感じ方は異なるでしょう。
充実感は、生きる活力に大きく影響します。
やりがいも感じられ「何のために働くのか?」という目的が無意識にわかっている状態ともいえるでしょう。
⑤自分の居場所
働くことで自分の居場所を得ることができます。
自分の価値を感じられたり、生きる目的に気づいたりすることもあります。
自分の居場所を得られたと感じる人は、働くことのモチベーションも高くなり、自分らしさが職場で出せているともいえるでしょう。
得られると思うものが求めているもの
ここまで働くことで得られるものを見ていきましたが、この他にもいろいろあるでしょう。
あなたが得られると思うものは何ですか?
1つではなく、複数あっても構いません。
一度考えてみましょう。
得られると思うものが、あなたの働く基準を作ります。
そして、働くことで何を求めているのかが明確になります。
仕事に対して求めているものがわかると、自分の個性の発見につながるでしょう。
求めていることが、自分を知る手がかりになるのです。
働く目的に気づくには?
働く目的に気づくには、自分を知ることが必須です。
自分のことがわからないと、
何のために働くのかの答えは見つかりません。
表面的に「生活のために働く」、「家族のために働く」ということはわかるでしょう。
しかし、あなたがこの記事を読んでいるということは、
「自分の人生を充実させたい」「もっと人生を楽しみたい」「生きる目的を知りたい」
と感じている人が多いと思います。
個性の発揮が働く目的につながる
あなたと個性が全く同じ人は、この世の中にはいません。言い換えると、
あなたにしかない個性があり、あなたにしかできない役割があるのです。
個性の発揮はあなたの人生を変えます。
「自分のやりたいことを自分らしく表現すること」
見方を変えると、
「自分の個性を表現すること」は働く目的の1つになるのです。
自分らしく表現することで、本当の幸せを感じ、働く目的や人生の目的にも気づいていくでしょう。
働く目的に気づくためのポイントが3つあります。
- 自分の個性を知ると働き方につながる
- 個性を追究すると自分らしさがわかる
- 自分らしく表現することに集中する
です。
①自分の個性を知ると働き方につながる
自分の個性は、ありのままの自分の姿です。個性を知ることによって、自分に合う働き方のイメージが湧いてきます。
自分が心地よくなる気分を基準にして考えると良いでしょう。考える主な項目は以下のとおりです。
- 働く環境(人や場所)
- 個性を活かした内容
- 目標となる収入
です。
1人で働きたいのか、組織の中で働きたいのか、自分が中心となって働きたいのか
家で働きたいのか、会社で働きたいのか、外で働きたいのか
いつ働きたいのか、どんなスケジュールで働きたいのか
何を提供したいのかなど、働く環境や内容を考えます。
自分とマッチするイメージができると、働き方が明確になっていくでしょう。
②個性を追究すると自分らしさがわかる
自分の個性を知り、さらに追究することで、自分らしさがわかります。
「人に何かを教えること」が好きな場合、
- 「何を教えるのが好きなのか」
- 「どんな教え方が好きなのか」
- 「どんな環境で誰に教えたいのか」
- 「教えるにあたってどんなこだわりがあるのか」など
「教えることが好き」という1つの個性についてどんどん深掘りしていきます。
コツは、自分の中の「好き」や「心地よさ」を基準にして深くすることです。
自分の1つひとつの個性について詳しくなればなるほど、自分らしさが明確になります。
③自分らしく表現することに集中する
自分らしさが明確になってくると、自分を表現したくなります。
表現の仕方も個性の違いによって様々です。ですので、より自分らしさが出る表現方法を考えていきましょう。
「教えることが好き」という個性と「分析することが好き」という個性を組み合わせることによって、自分らしい表現が生まれます。
- 「教えるときに参考になるデータを準備する」
- 「教えた後に、その人の成長度を分析してグラフにする」
- 「分析結果をもとに教え方の質を上げる」など
表現方法の可能性が広がるのです。
表現することに集中しましょう。そして、自分らしさを常に観察して行動することを心がけましょう。
このように、3つのポイントを意識して過ごすことで、働く目的に気づくきっかけがたくさん生まれます。
自分を表現する中で、「働く目的は〇〇だったんだ」とわかる人もいるでしょう。
仕事だけでなく、プライベートも含めて自分らしさの探求を意識してみてください。
「何のために働くのか?」につながるヒントは、プライベートや遊びの中にたくさん隠れているのです。
私自身、働く目的を探求し続けてきました。そして、体験を通して目的が明確になりました。