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習い事を通して、子供の才能や能力を開花させたい。
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習い事をどのように選んだら良いですか?
以前、このような質問をされました。
習い事を始める前に、大切にしないといけないことがあります。
子供の個性を見極めて習い事が選択できると、もっとはやい段階で才能を引き出すことができると実感しています。
- 子供の個性を知る大切さ
- 子供が熱中できるものを知る
- 習い事をする前に大切な3つのこと
をお伝えします。
【子供の才能や能力を引き出す】習い事をさせる前に大切な3つのこと
さまざまな習い事の中から、どのようなものを選択するのかで今後の道が大きく変わるでしょう。
しかし、習い事を選択する際に本質がズレていると、せっかくの習い事が台無しになってしまいます。全てではありませんが、時間もお金も無駄に使ってしまうことになるでしょう。
子供の個性を知る大切さ
まずは、子供の個性をできる限り知ることが大切です。
個性とは、得意なことや苦手なこと、好きなことや嫌いなことだけでなく、あらゆる行動に対しての傾向も大切になってくるでしょう。
基本的には、とにかく好きなことに時間を使い、どんどん追求してもらうことです。
追求していく中で、子供にどのような行動傾向があるのかを理解できると、才能の発見や能力を伸ばすスピードが上がっていくでしょう。
さまざまな視点から個性を把握する
「将来につながること」「仕事になりそうなこと」「役に立ちそうなこと」など、大人は結果からみて良い方向にいくものを選択しがちになります。
しかし、個性の本質の視点から物事をみると、仕事なるかならないか、役に立つか立たないかではなく、とにかく今やりたいこと、今挑戦したいことに焦点を当てることが大切です。
なぜなら、
最終的にエネルギーが注げることに対して結果が出るからです。
結果とは、仕事や将来進むべき道、自立できるかどうかということです。
もし、エネルギーを注げなくても仕事になることが手に入った場合、生活はできると思いますが、才能や能力を最大限に活かすことは難しくなるでしょう。
苦手なことや嫌いなことをヒントにする
得意なことや好きなことがなかなか見つからない場合は、逆に苦手なことや嫌いなことをヒントにして見つけていくと良いでしょう。
最初は、消去法のようになるかもしれませんが、試していくうちにだんだんと気になることや好きなことが見えてくるでしょう。
こちらも参考にしてみてください。
得意なことや好きなことを見つける
得意なことや好きなことは、本当に何でも構いません。これは、大人になってからも同じです。
- 〇〇が知りたいな
- 〇〇が気になるな
- 〇〇にワクワクするな
- 〇〇がやりたいな
- 〇〇に挑戦してみよう
など、些細なことから始めてみましょう。
いきなり習字、スイミング、空手、野球、サッカーなど、明確なものにならなくて良いです。
- 塗り絵が楽しい
- 文字を書くのが好き
- ブロックがやりたい
- パズルに夢中になれる など
習い事にならないものからスタートしましょう。
子供が熱中できるものを知る
好きなことを中心にいろいろな行動をしていくと、特に熱中できるものが見えてくるでしょう。
熱中できるものとは、とにかくやりたくてしょうがないという想いを注げるものです。
自然と体が動いてしまうように、夢中になってやるようになるので、熱中できるものを知るという感覚よりも自然と見つかるという感覚の方がわかりやすいでしょう。
私の場合は、
レゴブロックや迷路を書くこと、人形遊び、ウォーリーを探せに夢中になりました。
今でも大好きです。
一つに絞らなくても大丈夫です。そして、熱中するものがころころ変わっても大丈夫です。
「続けないといけない」という概念は捨てた方が良いでしょう。
なぜなら、熱中するものが途切れ途切れになってしまっても、最終的にとことん熱中できるものへと必ず繋がっているからです。
例えば私の場合、レゴも迷路もウォーリーも人形も全て芸術作品に活かされています。
好きなことを優先する
向いていることより好きなことを優先させましょう。
熱中できるものは、向いていることよりも好きなことに隠されています。
向いていることがきっかけになって、見つかることはあるでしょう。
しかし、大人になっても「向いているから、ただやっている」という人が多いのです。
向いていることは、一つの能力になるかもしれませんが、本人の個性を最大限に発揮している状態とは言い難いのです。
好きなことに対する熱量こそが才能を引き出すのだと感じています。
夢中になれることを優先する
得意なことより夢中になれることを優先しましょう。
向いていることと得意なことは似ています。
得意なことに熱量を持ってやっている場合は良いでしょう。しかし、順番が逆になると本質を見失います。
得意だから熱量が生まれるとは限らないのです。
熱量が注げるからこそ、得意なものに変化し、それが才能の開花へと繋がっていくのです。
夢中になれること=才能
と言っても良いでしょう。
エネルギーを注げるものを見つける
繰り返しになりますが、とにかく熱量を注げるもの、エネルギーを集中させて取り組めるものを見つけていきましょう。その中で、習い事に結びつくかどうかが重要なポイントになります。
もっとやりたい、もっと好きなことに取り組みたいという想いの中、習い事を通して追求できるのかを判断していきましょう。
習い事をきっかけにエネルギーを注げるようになることもあります。
しかし、習い事を優先するよりもエネルギーを注げるものを優先して考え、その延長線上に習い事があるという考えのほうが良いでしょう。そのほうが、才能を引き出すきっかけに繋がりやすくなります。
私自身「ちょっと気になる」とか「ちょっと得意だから」という理由で習い事をした結果、途中でもっとやりたいことが見つかった時になかなか熱中する時間を作ることができませんでした。
時間は限られているので、その中でどんなことに集中して時間を使うかのが鍵になっていると感じています。
習い事をする前に大切な3つのこと
では最後に、ここまでお伝えしたことを参考にして、習い事をする前に大切な3つのことをみていきましょう。
- 本人の意思を尊重する
- 続かなくても大丈夫
- 熱中するエネルギーが才能や能力を引き出す
①本人の意思を尊重する
結果や将来の仕事、役に立つかどうかを考えるのではなく、エネルギーが注げるかどうかを見て判断しましょう。
エネルギーが注げるかどうかは、本人にしかわかりません。しかし、本人の様子を見ることで熱中できるものなのかどうかがわかってきます。
本人の意思を尊重して見守ることが大切になるでしょう。
熱中していることに対して否定しないことです。自分で判断できる力を養うために自分で考えさせ、子供の意思で取り組ませていきましょう。
②続かなくても大丈夫
エネルギーを注げるものが複数になったり、途中で続かなくなったりしても大丈夫です。
これまでの経験が蓄積され、必ず次の何かにつながっていきます。
やめることも本人の意思に委ね、やめる勇気や自立心、物事に対する責任感を学ぶ場として見守ることが大切です。
③熱中するエネルギーが才能や能力を引き出す
熱中するエネルギーが才能も能力も引き出させてくれます。
エネルギーが注げるもの=夢中になれること=才能や能力を引き出す
となるでしょう。
仕事や将来の何かにつながる意識はなくても大丈夫です。それだけの熱量を何かに注げるということは、その分だけまわりの人を喜ばせたり感動させたりできるのです。
「人を喜ばすこと、感動させること」は才能そのものです。
ですので、熱中するエネルギーが才能や能力につながり、唯一無二の個性をさらに輝かせていくのです。
感情もお金もエネルギーです。
エネルギーは常に循環し、私たちの生活に欠かせない身近なものです。
エネルギーの循環については、こちらで詳しく解説しています。
熱中するエネルギーによって、自分らしい人生を歩んでいくことができるでしょう。
子供を安心して見守ることが才能や能力を引き出すポイントになり、大人としての責任だと私は感じています。
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子供の才能や能力を引き出すには、個性を基準に習い事を選ぶ必要があるでしょう。
私の場合、嫌々習い事に通っていて、本当に勿体無い時間を過ごしてしまったと感じています。