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夏休み中、子供がだらだら過ごしていて心配だ
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夏休みを計画的に過ごしてくれない
このような悩みにお答えします。
子供の夏休みは、あっという間に過ぎていきます。この貴重な時間の中で、子供の人生に大きな影響を与えることができます。
「どんな体験をし、何を感じてほしいのか」に注目して、夏休みの計画を立てることが大切です。
- 一生の思い出になる貴重な体験とは?
- 人生の財産になる夏休みの過ごし方6選
をお伝えします。
【小・中学生】人生の財産になる夏休みの過ごし方【一生の思い出】
あなたには、どんな夏休みの思い出がありますか?
また、その思い出は今どんなことに役立っていますか?
一度振り返ってみましょう。
私の場合、
「顕微鏡で微生物や植物を研究した自由研究」「暑い中一生けんめい部活動を頑張った経験」が今に活かされています。
他にも川に遊びに行ったり、塾で勉強したりと、色々な思い出があります。
そんな夏の思い出が、どんな風に人生に役立つのか考えていきましょう。
一生の思い出になる貴重な体験とは?
一生記憶に残る体験はだれにでもあると思います。良い思い出もあれば、思い出したくもない体験もあるでしょう。
しかし、このような記憶に残る体験が今のあなたを創っています。
貴重な体験とは、「生きる上で支えとなるもの」が生まれるきっかけ(体験)のことです。
生きる支えになるものとは、
- 考え方
- 信念
- 言葉
- 体験経験
- 自分の軸 などです。
このような支えになるものが夏休みに得られたとしたら、本当に素晴らしいことだと思います。
そんな体験を夏休み中に経験できるよう、子供と一緒に計画を立てていきましょう。
子供だけが計画を立てるのではなく、自分自身も計画を立てていくことが大切です。
人生の財産になる夏休みの過ごし方6選
計画を立てていく中で、ポイントになる過ごし方が6つあります。
- 目的と具体的な目標を決めて行動する
- 自分のことを自分でできるようにする
- 新しい挑戦をする
- 夢中になれることに没頭する
- 普段行けないところに行く
- 家族旅行の中で貴重な体験をする
それぞれみていきましょう。
①目的と具体的な目標を決めて行動する
目的と目標を決めることはセットです。
「何のために目標を達成したいのか」という目的が大切なのです。
- 勉強や夏休み明けのテスト
- 部活動や大会での成績
- 家の手伝いや趣味 など
それぞれ目的と目標を設定してみましょう。
例えば、
- 「将来の選択肢を広げるために、テストで400点以上(5科目)とる」
- 「活躍と高校推薦のために、大会で優勝する」
- 「家族のために、掃除とゴミ捨てを毎回する」
目標はイメージできる限り具体的にするのが良いでしょう。
そして、一番大切なのは「行動」することです。
計画を立てて満足してしまう場合がありますが、そうならないように、決まったらすぐ行動に移していきましょう。
②自分のことを自分でできるようにする
夏休みは「自分で自分のことができるようにする」というチャンスがたくさんある期間です。
- 朝一人で起きる
- 自分の洗濯物は自分で片付ける
- 自分の部屋の片付けをする
- 学校や塾の持ち物の確認
- 宿題や課題の管理を自分でする
このように、自分でできるものを増やしていきましょう。
忍耐が必要な部分でもありますが、
「子供と約束をする」
「自分で自分のことをやってもらうと伝えた上で見守る」
というようにやってみるのも良いでしょう。
家族や家の手伝いよりも、「自分のことが自分でできる」という自立の方が大切です。
すでにできている場合は、家の手伝いを任せたりしてみましょう。
③新しい挑戦をする
夏休みの間、学校に行く時間が減るので、新しい挑戦がしやすい期間になります。しかし、決めていないと、何となくダラダラ過ごしてしまいます。
目的と目標を決めるときに、挑戦することについても考えてみましょう。
- 興味のあること
- 前から気になっていたこと
- やらないと後悔すること
このようなことに注目し、設定していきましょう。
- 動物についてもっと詳しくなりたいから、調べものをしたり、動物園に行く計画を立てたりする。
- お母さんの実家に行くときに、公共交通機関を使って子供たちだけで行く。
子供だけでなく、大人も新しいことに挑戦することが大切です。共に挑戦者として計画を立ててみましょう。
④夢中になれることに没頭する
夢中になれるものに没頭できるチャンスです。
- 読書
- パソコン
- 勉強
- 部活動
- 自由研究
- 映画鑑賞
- 写真撮影
- トレーニング など
興味関心のあるものに集中することで、貴重な体験につながるでしょう。
ゲームや動画は受け身になり、創造力が育たないのでオススメはしません。
大切なのは「ゲームよりも面白いことがある」ということに気づかせることです。
「子供がゲームばかりやっている」という悩みのある家庭に限って、大人もゲームにはまってるいる場合が多いです。
「ゲームより面白いことは何か」を家族で考えてみましょう。
そして、夢中になれることに没頭する時間を作っていきましょう。
⑤普段行けないところに行く
夏休みを利用して、普段なかなか行けないところに行くのも良いでしょう。
- キャンプ
- イベントやライヴ
- 海外 など
興味のあることを出しながら、計画を立ててみましょう。
大人が行きたい理由と子供が行きたい理由が全く違う場合があります。ですので、お互いの行きたい理由を確認しておくことも大切です。
夏休み中、どこに行ったのか生徒に尋ねると、「どこに行ったのかわかりません」と言われることがあります。
遠出するとき、たくさんのチャンスがあるので、それを活かすことが大切です。
- 都道府県を理解する
- その土地のおいしいものが食べられる
- 普段見れない景色を記憶することができる
など、さまざまな学びがあります。
そして、
普段行かないからこそ印象が強くなり、記憶に残りやすい状態になるのです。
チャンスをぜひ活かしていきましょう。
⑥家族旅行の中で貴重な体験をする
家族旅行の中で、貴重な体験を増やす計画を立てていきましょう。
特に体を使って体験することで、記憶に残りやすくなります。
このときの記憶が、なりたい職業につながるかもしれません。
また、子供が大人になってからも支えとなる体験につながるかもしれません。
私は子供の頃、どこに行くのかも理解しないまま旅行に行っていました。
旅行先で記憶に残っていることは、お父さんと一緒に旅館を探検することくらいです。
しかし、この体験が今描いている絵に役立っています。そして、良い思い出になっています。
どんな体験が役に立つのかはわかりません。ですが、興味を持って何かを体験することが、必ず活かされてきます。
この夏の体験が、一生の思い出になる瞬間かもしれません。
最後に
貴重な体験とは、「生きる上で支えとなるもの」が生まれるきっかけのことでしたが、貴重な体験になるようにピンポイントで狙って計画は立てられません。
大切なのは、体験から気づきが生まれることです。
どんな気づきがあったのかを家族でシェアしたり、気づきや学びを身近なものにしたりすることが重要だと考えています。
そして、生きる支えとなる考え方や自分の軸が生まれます。
一生に一度しかない時間を大切に使っていきましょう。
私自身も、生徒と接する時間が貴重な体験になる可能性を信じて過ごしていきます。
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