【勉強の仕方】潜在意識を活用した記憶に残る勉強法【7つの工夫】

  • 記憶に残る勉強の仕方が知りたいです

  • 勉強するときにどんな工夫をすれば良いですか?

 

このような質問にお答えします。

白木ケイシー

塾講師の経験や潜在意識の研究によって、記憶に残りやすい勉強の仕方がわかってきました。

その中で、簡単に取り入れることのできる方法を子供の個性に基づいてお話しします。

潜在意識を活用することで、勉強の効率が良くなったり、時間の使い方が上手くなったりします。その積み重ねによって、テストの結果も変わってくるでしょう。

 

当記事では
  • 潜在意識を活かして勉強する7つの工夫
  • 勉強の原点は子供の興味関心にある

をお伝えします。



【勉強の仕方】潜在意識を活用した記憶に残る勉強法【7つの工夫】

記憶に残る勉強の仕方について、万吉教室(学習塾)や自分の能力開発を通して研究してきました。その中で、現場で実践している取り組みについてもご紹介します。

白木ケイシー

潜在意識を活用すると、勉強が楽になります。

結果が出やすくなったり、自分の工夫ができたりするので、勉強が楽しくなることもあるでしょう。

勉強を頑張っている学生や、学生の子供を持つ保護者の方にも、ぜひ試してもらえたらなと思います。

また、勉強だけでなく、スポーツや仕事など、あらゆるものに潜在意識を活用することができます。

 

潜在意識を活かして勉強する7つの工夫

  1. 体を動かしてリラックスする
  2. 青色を使った勉強
  3. 声に出して勉強する
  4. 紙に書いてあらゆる場所に貼る
  5. 朝起きてからと夜寝る前に記憶する
  6. 睡眠を活かして記憶する
  7. ルーティンをつくる

1つひとつの解説の前に、まずは、顕在意識と潜在意識について触れておきます。

脳は主に、顕在意識と潜在意識の2層にわかれています。

  • 顕在意識は、自分の思考を使って考えたり、行動したりすることができる意識のことです。

簡単にいうと「言葉として認識できる意識」となります。

 

  • 潜在意識は、無意識の中にあり、活動していても自覚ができない意識のことです。

簡単にいうと「言葉として認識できない意識」となります。

潜在意識には、生まれてから(生まれる前の記憶もある)今までの記憶がすべて入っています。

目で見たことだけでなく、耳で聞いたことも肌で感じたことも、すべて記憶されているのです。

 

 icon-ellipsis-vertical 潜在意識から顕在意識に引き出す

潜在意識に記憶されても、そこから顕在意識に引き出さないと、問題が解けなかったり、文字が書けなかったりします。

顕在意識の思考や手の動きによって、潜在意識からの情報が引き出され、勉強に役立てることができます。

大切なのは「顕在意識に出しやすい状態で潜在意識に記憶する」ということです。

 

 icon-check ①体を動かしてリラックスする

勉強前に体を動かしておくと、勉強がスムーズに進みます。

例えば、

  • 伸び
  • 体操
  • ストレッチ
  • マッサージ

このように体を少しでも動かすと、エネルギーの循環が良くなり、集中力が増します。

エネルギーの循環が良くなると、脳へ送られる血液の量が増え、記憶するスピードも上がります。そして、メリハリのある勉強になるでしょう。

集中力は、そんなに長く持ちません。ですので、集中力を高めているときに、いかに記憶するかが大切なのです。

その状態によって、潜在意識の中により深く記憶することができ、長期記憶に入るのです。

長期記憶とは、顕在意識を通して引き出せる忘れにくい記憶のことです。

白木ケイシー

体を動かすのも個人差がありますので、まずは軽いストレッチなどを試してみましょう。

 

 icon-check ②青色を使った勉強

青色は、潜在意識に深く入りやすい色となります。また、集中力にも影響します。

例えば、

勉強部屋のカーテンが黄色の場合と青色の場合、青色のほうが集中力が上がります。

大事な用語を赤色で書くよりも、青色で書くほうが記憶に残りやすくなります。

このように潜在意識を活用しやすい色に変えることで、勉強の効率を上げることができるのです。

また、ペンの太さにも関係があります。

さまざまなペンの太さがありますが、記憶に入りやすいのが0.7㎜のものです。

色は人それぞれ好みが分かれるので、好きな色やこだわりがある場合は、青色を無理に使わなくても大丈夫です。

白木ケイシー

好きな色を使うほうが勉強がはかどるかもしれません。

もし特に好きな色もこだわりもない場合は、青色やペンの太さも試してみましょう。

 

 icon-check ③声に出して勉強する

勉強しながら声に出すと、自分の五感が刺激され、記憶に残りやすくなります。

自分の声は、耳から聞こえる音だけでなく、声の振動が体の中を通って脳に届きます。

自分の声は外側と内側の両方から聞こえているのです。

普段喋っている自分の声と、録音された自分の声を聞いたとき、違和感を感じることがあるでしょう。

自分で発した声と録音の声とではアプローチの仕方が違うからです。

声を出すことによって、潜在意識に深く入り、記憶が長期に残りやすくなるのです。

白木ケイシー

目で見て、声に出して、手を動かすというように、自分の感覚をたくさん使うほど記憶しやすくなります。

 

 icon-check ④紙に書いてあらゆる場所に貼る

勉強で暗記が必要なものがはたくさんあります。

  • 英単語
  • 公式
  • 用語
  • 解き方

など、覚えることがたくさんあります。

特に、小学生から中学生になったとき、覚えることが多すぎて勉強が嫌になった人は多いでしょう。

そんなときに役立つのが「書いて貼る」です。

暗記するものを紙に書いて、あらゆる場所に貼っていきます。

  • ベッドから見上げた天井
  • トイレや玄関のドア
  • 冷蔵庫
  • よく通る廊下の壁

など、自分の視界に入る場所に貼っていきましょう。

一度見ただけで潜在意識には記憶されます。

しかし、テストで点をとるためには、顕在意識による思考を使わないといけません。

何回も見ることで潜在意識からいつでも引き出せる状態をつくります。

白木ケイシー

ストレスにならない程度に「書いて貼る」をやってみましょう。

 

 icon-check ⑤朝起きてからと夜寝る前に記憶する

朝起きてすぐと夜寝る前は、頭がボーッとして眠い状態です。このとき、潜在意識に深く入りやすい状態なのです。

この時間帯に紙に書いてあることを見たり、教科書や参考書などをペラペラめくったりするだけで効果があります。

顕在意識が働いていなくても潜在意識はしっかりと記憶しています。

眠いのを我慢してやるのではなく、さらっと1、2分するだけで大丈夫です。

白木ケイシー

⑦でお話ししますが、ルーティンにすると習慣になり、当たり前の中でできるようになるでしょう。

 

 icon-check ⑥睡眠を活かして記憶する

睡眠は、記憶を整理する時間となります。記憶の整理によって、潜在意識と顕在意識にある記憶が整頓されます。

部屋の物に例えるとわかりやすいでしょう。

部屋が整理整頓されていれば、何がどこにどれだけあるのかがすぐ分かります。

しかし、整理整頓されていない部屋だと、探し物を見つけるのに時間がかかったり、何があるのかも分からなくなったりするでしょう。

部屋にある物を自分の記憶として考えてみましょう。

睡眠は、記憶を整理整頓してくれる時間になるのです。

白木ケイシー

睡眠時間も個性によって変わります。

一般的には、6時間から8時間ですが、自分の体に合った睡眠時間を把握しましょう。

 

 icon-check ⑦ルーティンをつくる

最後にルーティンをつくることです。

ルーティンがあると、それが自分の体の一部のようになって生活することができます。

白木ケイシー

①から⑥のことをできる範囲で自分のルーティンに入れてみましょう。

ルーティンのメリットはたくさんあります。

  • 集中力が入るスイッチになる
  • 継続する力が発揮しやすくなる
  • 脳が活発に動き出すきっかけになる
  • 潜在意識と顕在意識のバランスが整う

このようなルーティンの良さを実感して勉強ができると、潜在意識を活用した取り組みもしやすくなるでしょう。

 

勉強の原点は子供の興味関心にある

勉強の原点は、子供(自分)の個性にあります。

白木ケイシー

いくら勉強の仕方が良くても勉強自体に興味がなければ、ためになる勉強にはならないでしょう。

勉強ができれば、幸せな人生になるということはありません。しかし、勉強によって将来の選択肢が変わるのは事実です。

だれもが勉強を経験します。だからこそ、何かに興味を持って勉強することが重要なのです。

勉強を勉強として捉えてしまうと、興味は湧きにくくなります。

「勉強」という捉え方ではなく、

  • 遊び
  • 楽しいこと
  • 好きなこと
  • 得意なこと
  • 気になること
  • 知りたいこと
  • 疑問に思うこと

このようなアプローチの中で勉強につなげることが大切です。

興味関心という視点から個性を活かすことで、勉強が楽しいものになり、必ず役に立つものになります。

 

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「子供の個性を伸ばす」をテーマにブログを書いています。