【調和の時代】社会・個人ともに男性性と女性性が統合する新しい時代へ

【宇宙 Q & A No.2】

新しい時代における男性性と女性性の融合についておしえてください。

*** *** ***

男性性と女性性とは?

まず男性性や女性性は、男性らしさや女性らしさのような精神的な部分を指しています。性別を意味するものではなく、心理的なことだったり、考え方や行動の傾向だったりします。

男性らしさとは、理論や攻める姿勢、決断力などです。女性らしさは、感情や包容力、共感力などです。男性も女性も男性性と女性性の両方を持っており、その割合によって性格や行動の傾向が変わってきます。

実際に男性性と女性性のバランスを診断できるテストがあります。私は数年前にコミュニケーション構造の分析テストに出会い、研究を重ねてきました。現在では、200名以上の方にテストを受けていただき、万吉教室(学習塾)の生徒とのコミュニケーションや宿題の出し方についても活用しています。

私自身も1年に1回は分析テストを行っています。自分自身がこの1年間でどのように変化したのかやどんな成長がみられたかをデータを使って確認しています。

個性分析テストに興味のある方は、こちらをご覧ください↓↓

【個性分析】コミュニケーションの傾向がわかる個性分析テストとは?

 

私たちは調和する新しい時代へと向かっている

一般的に男性は、女性性よりも男性性の割合が多く、女性は男性性よりも女性性の割合が多い傾向にありました。このような傾向によって男性が仕事を任され、女性は家庭を任される時代が長く続いてきたと思います。

この考え方は分離の考え方であり、決めつけられている部分が多く存在していると感じられます。しかし、これからは統合(融合)の考え方になり、調和していく時代です。

現在では、男性だから〇〇、女性だから〇〇というような考え方が見直されてきています。男性、女性というくくりではなく、個人個人の中で求められることや好きなことをして、社会貢献につながる時代へとより変化が激しくなっていくでしょう。

新しい時代は、社会的な調和だけでなく、1人の人間の中でも男性性と女性性の調和(融合)がより大切になるでしょう。

 

個人レベルで男性性と女性性の調和が重要

男性性と女性性の調和とは、個人が、長所も短所も得意不得意も表裏一体として考えることができ、柔軟な思考や行動ができるということです。そして、自分の個性をしっかりと認識し、自分らしさを表現することです。

たとえば、1人で過ごす時間が好きな人と、まわりの人と一緒に過ごす時間が好きな人がいます。どちらかが良くてどちらかが悪いというのではなく、自分がどっちの傾向にあるのかを知ることが大切です。1人で過ごす時間が好きな人は、1人っきりの時に充電されるので、意図的にそのような時間を作らないとバランスが崩れてきます。

しかし、自分がどういう傾向にあるのかを把握していないと、なぜ体調がよくならないのだろうか、なぜストレスが溜まっていくのかなど、不調の原因がわからなくなるのです。

また、新しいもの好きな人と、1つのものを奥深くするのが好きな人がいます。自分はどちらの傾向が強いのかしっかり理解できていると自分に合った仕事や自分が好きな仕事の理由がはっきりとします。そして、傾向の組み合わせによって自分の個性がわかってきます。先ほどの例と組み合わせてみましょう。

1人で過ごす時間が好きで、1つのものを奥深くするのが好きな人の場合、ライターやWEBデザイナー、染職人など個人でできて技術を磨いていく仕事がマッチするかもしれません。

また、だれかと一緒に過ごす時間が好きで、新しいもの好きな人の場合は、企画部や商品開発、ファッション・美容関係など変化が多い中で力を発揮できる仕事がマッチするかもしれません。

このように、自分の男性性と女性性の割合を知るだけでなく、1つひとつの細かい自分の傾向を知ることにより、たくさんのことがわかってきます。

自分の個性がどういうものなのかをよく理解し、人生に活かすことが個人レベルでの男性性と女性性の調和になるのです。すべての個人が調和することによって、社会全体の調和につながります。

 

個人の調和、社会の調和が世界平和に導く

男性性と女性性の調和によって、個人の調和が生まれます。個人の調和によって本来の自分の姿が明らかになるでしょう。本来の自分の姿で過ごすことが、本当に幸せな人生を送ることになります。このような人がもっともっと増えていくことによって社会の調和、世界平和へとつながっていくのです。

今までに作られてきた固定観念が徐々に壊れていき、新しい時代へと移り変わっていくでしょう。男性だからこうあるべき、女性だからこうあるべきだという考え方は通用しなくなります。

一方が決まれば、もう一方も決めないといけないのではなく、自分らしさを追究し、自分にしかない個性を最大限に発揮していくことが求められていくのではないでしょうか。