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志望校がなかなか決められない
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志望校の決め方があれば知りたい
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後悔のない選択ができるか不安…
このような悩みにお答えします。
志望校を選択することは、人生を左右する大きな決断になります。
大切なことは、自分と真剣に向き合えるかどうかです。これさえできていれば、どんな学校生活を送ったとしても最終的に自分の人生に活かすことができます。
- 自分と向き合うことの大切さ
- 志望校の特徴を理解する
- 後悔しない志望校の決め方
をお伝えします。
【志望校の決め方】自分を知って後悔のない選択をする【自分と向き合う】
今後「受験を控えている人」「子供の志望校について考えている人」に向けて、後悔なく選択するためのポイントを解説します。
ポイントを理解して行動すれば、志望校だけでなく、就職活動や仕事での大きな決断にも役立つでしょう。
自分と向き合うことの大切さ
自分と向き合わないことには、何を選択するにしても自分らしく決めることができません。
自分らしい志望校を選ぶために自分と向き合っていきましょう。
自分と向き合うとどうなるのか?
自分と向き合うことで、個性を知ることができます。
- 好き嫌い
- 得意不得意
- 興味のあること
- 自分に合う環境
- 自分に合うライフスタイル
- 理想像
など
自分のあらゆる面が見えてきます。
個性を理解していればしているほど、ありのままの自分を表現して生きる時間が増え、自分らしい人生を歩むことにつながるのです。
このように、志望校だけでなく、あらゆる選択においてプラスになります。自分を知ると、何気ない毎日の選択から人生を左右する大きな決断まで、自分らしい判断ができるようになるでしょう。
進むべき道を明確にする
自分の感覚や感情、思考に意識を向けることが重要です。
直観やなんとなくという自分の感性も大切にしましょう。
なぜなら、常に自分と一緒に生きているからです。
当たり前かもしれませんが、目に見えている景色や感じる世界は自分にしかわかりません。
人が見えている景色を自分の目で直接見ることはできません。
ですので、どんな選択をするにしても自分で決めなければ意味がないのです。
人に決められた選択ではなく、自分で決めた選択をしましょう。常に自分の選択の中で生きると、進むべき道が明らかになります。
悩むことが減り、自分の時間が増える
自分の選択の中で生きると悩みが減ります。
人の意見に流されたり、人に惑わされたり、自分を疑ったりすることが少なくなるでしょう。
人の話を聴くことも良いですが、参考程度にして何においても自分で決めることが大切です。
慎重に物事を判断するように、選択に時間がかかることがあります。
しかし、
自分の選択の中で生きていると、選択に時間がかかりません。
なぜなら、自分の進むべき道が明確だからです。感覚が研ぎ澄まされていると、瞬時に選択することができます。
このように自分と向き合うことで、悩みが減り、自分の自由な時間が増えるのです。
志望校の特徴を理解する
志望校の調査をスタートしても、自分と向き合うことは続けていきましょう。向き合うことは、この先もずっと続きます。
万吉教室(小・中学生中心の学習塾)を経営していますので、ここでは高校受験を例に解説していきます。
公立(国立)と私立の違い
それぞれの違いを簡単にまとめてみました。
「国が資金を出して設立し、国が運営している学校」
- 高いレベルでの教育環境
- 進学実績や就職実績も高い
- 入試レベルも高い
例) 国立高等専門学校
「県立や市立のように都道府県や市区町村が資金を出して設立し、運営している学校」
- 私立と比べて学費が低い
- 住んでいる場所によって通える高校の制限があったりする
- 環境や入試レベルはピンからキリまであり、科もさまざま
例) 普通科、工業科、商業科、農業科など
「個人や団体、企業が資金を出して設立し、運営している学校」
- 学校創立者の考え方や教育方針がそれぞれある
- 学費は公立より高いが、環境が整っている
- 各学校の独自のカリキュラムがあり、資格取得や進学先もそれによって大きく変わる
例) 普通科から専門科までさまざま
それぞれの特徴を理解しておきましょう。
現実的な問題となる学力とお金と距離
学力や学費、交通面は非常にシビアな問題になるでしょう。
しかし、
考え方によっては各学校の見方が変わるので、ポイントになる部分をご紹介します。
学力は、本人がどうなりたいかや勉強の得意不得意が大きく影響します。ここでは説明しきれないので、こちらの記事を参考にしてみてください。
一般的なデータをご紹介します。
・受験料・入学金・授業料・納付金・修学旅行・遠足や見学費・交通費 を合計し、3年間の教育費を出しています。
- 公立高校 約100〜120万円
- 私立高校 約250〜300万円
2〜3倍違います。
しかし、現在では私立高校に通いながら塾に通わない子供も増えてきています。なぜなら、私立高校には、補習など勉強のフォローをしてくれる場合が多いからです。
もし、公立高校に通いながら塾にも行くとなると、3年間で+50〜300万円以上の教育費がかかります。
そう考えると、
「公立高校+塾」と「私立高校のみ」を比べたときに、教育費の差がなくなっている場合もあるのです。
高校に通うまでの距離の違いは、
・時間・お金・体力 に関わってきます。
距離があると、交通費や通学時間、朝起きる時間と寝る時間などに大きく影響します。
しかし、遠いからダメという考え方で判断しないようにしましょう。
自分に合った高校なら遠くても楽しんで通えますし、時間を有効に活用する知恵も生まれます。ですので、自分自身や家族と向き合う中で折り合いをつけていくことが重要です。
私立高校は、遠くても通学バスが運行している場合もあるので、よく調べてみましょう。
各学校を調査するときの注意点
- 気になる高校を調べるとき、資料やインターネットだけで済ませるのは絶対にやめましょう。
- 学校や塾の先生の意見だけで決めるのはやめましょう。
- 高校見学や文化祭に行く
- 実際に朝起きて通学してみる
- 知り合いの先輩がいれば直接話を聞く など
自分(通う本人)の体験を通して判断することをオススメします。
体験はとても貴重です。3年間の過ごし方が決まると言っても過言ではありません。
後悔しない志望校の決め方
自分と向き合い、さまざまな体験を通して後悔のない選択をしましょう。
ここまでをまとめながら、後悔しない志望校の決め方をお伝えします。流れは3つです。
- 自分の個性を知る
- 体験を通して調査する
- 目的と目標を明確にして行動する
①自分の個性を知る
自分と向き合う姿勢によって、自分の個性が少しずつわかってきます。
好き嫌いや得意不得意、何に興味があるのかをしっかり把握しましょう。
そして、自分の興味にヒットするものを書き出してみましょう。
書き出すことで、全体が俯瞰でき、どの学校を調査しようかが明確になっていきます。
②体験を通して調査する
興味を持った進路や学ぶ内容がある程度わかってきたら、通うことが可能な学校を絞っていきましょう。
ここで、学力は一旦無視して考えましょう。
入試までの期間がある程度残っていれば、本気で取り組むことで学力は上がります。
自分(本人)の体験を大切にすること
体験は感動を生み、気持ちの変化につながります。
③目的と目標を明確にして行動する
体験を通して、改めて志望校に通う目的を考えていきましょう。
- 「何のために学校に通うのか」
- 「学校に通うことでどうなりたいのか」
をイメージするのがコツです。
目的がみえてきたら、明確な目標を立てましょう。
志望校に合格するには、成績や入試での点数が必要です。
- 内申点がいくつ必要なのか
- 入試で何点必要なのか
- 偏差値はどうか
など、数字で表せるものを意識して目標を立てていきましょう。
そして、とにかく行動することです。
行動する中で、気持ちの変化があったり、軌道修正が必要になったりすることもあるでしょう。
そのときはもう一度①に戻って原点を見つめ直してみましょう。
このように取り組んでいけば、自分(本人)の意思によって志望校を決めることができます。
自分(本人)の意思で決めることができると、合格後の学校生活がより楽しくなるでしょう。
もし、辛いことや苦しいことに遭遇しても向き合うことができます。
結果的に途中でやめてしまったり、進路が大きく変わったりしたとしても、志望校を決める際に真剣に向き合っていれば、後悔することはありません。
仮に、辛い期間中は後悔していたとしても
のちに「あの時の自分の選択はベストだった」と振り返ることができるでしょう。
どんな経験も貴重な体験であり、自分らしい人生を歩んでいくために必要となる要素なのです。
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私自身、志望校を決める際、高校選択で失敗しました。
しかし、そのおかげで自分に合った大学を選ぶことができました。
今では、高校生活を後悔しているというよりも感謝しています。